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VRと現実を混同してしまう?脳に与える悪影響とは

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VRは専用の機器を頭に装着し、3D映像が360度映し出されることにより非常に臨場感のある仮想現実を体験できます。画面上で展開されていると理解していても、あまりにもリアルな音と映像によって脳が錯覚を起こし、当初は恐怖や爽快感を感じます。

それをうまく利用することにより、高所恐怖症、閉所恐怖症などの克服に用いられたり、実際には行けない場所に立てるという夢のような体験をできるというメリットもあります。しかしその一方で、機器を通して目の前で映像が激しく展開していくため、目、脳を中心に体への負担は大きく、体に不調を感じる可能性があることも忘れてはいけません。

実際に長時間連続で体感することが原因で車酔いのような症状や吐き気、頭痛を催すことがあります。テレビやパソコンの画面を近くで長時間見ているだけでも眼球の疲労から肩こりや頭痛が起きることもあるように、VRは至近距離で画面を見ているため、さらに体調への留意が必要です。

特に子どもへの影響は顕著で、開発販売している各社からは12、13歳以下の子どもには使用しないようにとの注意喚起も出されています。6歳頃までの子どもの目と脳は立体視の発達過程にあるため、強制的に至近距離で立体画像をみることにより目がピントを合わせることができなくなります。

それにより黒目が内側に寄ってしまう斜視状態になってしまうリスクが高くなります。更には視力の低下やまばたきの回数が減ることによるドライアイも同時に引き起こします。

人間には、「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚」の五感があり、VRは視覚と聴覚で脳に刺激を与えます。五感は相互に連結しているため、五感のうちの2つが仮想現実によって支配されることで、本当は感じられないはずの匂いや感触を脳が作り出し、体験している内容が本物か作り物の世界かの区別がつかなくなっていきます。

さらに懸念されるのは恐怖感が徐々に麻痺していくということです。長時間サバイバルゲームの体験や猟奇的な映像を見続けることで実世界と仮想との区別が曖昧になり、最初は攻撃することや未知なるものへ恐怖感があってもVR内で体感を繰り返すうちに知らず知らずのうちにそれらを克服してしまいます。

恐怖感が失われることは同時に攻撃性を助長し、他人への攻撃が躊躇なく行えるようになるため現実の世界でも他人を傷つけてしまうことが起こり得ます。

このようにVRは恐怖感を克服できる画期的な機器でありながら、過剰な使用には大きなリスクを伴うことを理解し安全に利用すべきです。

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