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寝不足で脳に毒素がたまる?脳の構造と眠りの重要性

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近年の研究によって、人は睡眠を取ることで脳に溜まったアミロイドβタンパク質と呼ばれる毒素を取り除き、蓄積することを防いでいることが判明してきました。それは同時に、睡眠が不足することで、その毒素が脳内に蓄積してしまうことを意味します。蓄積した毒素は、脳にダメージを与えて神経細胞を死滅に追い込み、それが原因となって認知症やアルツハイマー病といった重大な病気を引き起こすことが指摘されています。
さらに、この毒素であるアミロイドβタンパク質のレベルが高かった人は、眠りの質が低いというデータも発表されています。睡眠不足が毒素の蓄積を起こすことで、その蓄積のせいで睡眠の質が下がり、それが原因となって毒素がさらに蓄積するという悪循環が定着してしまう可能性が高まることになります。

睡眠を取ることによって、頭の中の老廃物を清掃する作業も行っていることが明らかにされて来たことで、睡眠の重要性が以前にも増して取り沙汰されています。眠ることによって、単に心身を休息させるだけでなく、頭の中の毒素を掃除するという重要なメンテナンスを行っていることになり、質の良い眠りそのものが人間にとって非常に重要であることが改めて強く認識され、科学の面からの検証が深まっていると言えます。

日本人の睡眠時間は、欧米各国と比較しても短く、数年前の報告によって、男性はワースト3位、女性に至っては最下位となっています。最新の厚労省調査では、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が、4割にまで達しているとのことで、その数字が生産性の低さを物語っていると言われています。睡眠不足は、アルコールに酔っているのと同じくらい生産性が下がると指摘されており、睡眠時間の短い中高年ほど脳の老化が速いという研究結果まで出ています。

人は、睡眠中に深い眠りであるノンレム睡眠と、浅い眠りであるレム睡眠を交互に繰り返して、入眠直後から約3時間までの間に最も深いノンレム睡眠の状態となり、脳の疲労を解消することができると言われています。

その次に、身体の疲労が取れ、最後に心の疲労が取れるといった構造で睡眠を行っていることから、それぞれの睡眠フェーズごとに、解消できる疲労のタイプが違う可能性があるという仮説も取り沙汰されるようになっています。睡眠時間が短くなることで、その時間に取れるはずだった疲労が残ってしまい、それが蓄積されるリスクも問われています。

人間にとって最適な睡眠時間は7時間ほどとされ、短過ぎることが良くないのはもちろん、長過ぎても良くないと言われています。また、睡眠は時間にこだわるよりも、質を高めることのほう重要とされます。眠りの質を高めるためには生活リズムを整えて、日によって睡眠時間に差が出ないように心掛けることが大切でしょう。

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